韓国サムスン電子は9日、米アルファベット傘下グーグルと提携し、人工知能(AI)を搭載したサッカーボール型の家庭用ロボット「Ballie(バリー)」を今夏に発売すると発表した。

両社は消費者向けロボット市場に初参入する。最近では米メタ・プラットフォームズが人型ロボット部門を新設し、アップルも独自のロボットを模索するなど、同市場の重要性が高まっている。サムスンは2020年1月に初めてバリーを公開していた。

サムスンの「バリー」

グーグルの生成AIモデル「ジェミニ」とサムスンの基本ソフト(OS)「タイゼン」を搭載。スマートホーム機器や家電の操作、カレンダーやリマインダーの管理、質問への回答、電話の発信・着信のほか、内蔵のプロジェクターを使って壁に動画を映すことなども可能だ。

バリーはまず米国と韓国で発売予定。少なくとも当初は米国英語と韓国語のみに対応する。

原題:Samsung Taps Google on Ball-Shaped Home Robot With Projector (1)(抜粋)

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