(ブルームバーグ):ロンドン金属取引所(LME)の銅相場が昨年10月以来初めて1トン=1万ドル台に乗せた。米国の買い手がトランプ政権による関税賦課の可能性をにらみ輸入を急いでいる。
LMEの銅相場は今年に入って14%上昇しているが、ニューヨーク銅先物相場は26%の大幅高で、過去最高値に接近している。ニューヨーク銅先物のプレミアムは貿易業者や生産者にとって、関税が賦課される前に米国への供給を継続する大きな動機となっている。
トランプ米大統領が国家安全保障上の理由から商務省に関税賦課の可能性について調査するよう命じたのをきっかけに、銅需要に弾みが付いている。トラフィグラ・グループやグレンコアなどの商品取引会社は旺盛な需要に対応し、アジア向けを米国向けに変更しているとブルームバーグは19日に報じている。
原題:Copper Climbs Above $10,000 a Ton as US Buyers Ramp Up Imports(抜粋)
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