サウジアラビアで、日本時間きょう午後6時からアメリカとウクライナの高官協議が始まります。首脳会談で大統領同士が口論となってから初の協議で、関係修復につながるかが注目されます。

ウクライナとの協議に臨むため10日、サウジアラビアに到着したアメリカのルビオ国務長官。ルビオ長官は機内で、協議に楽観的な見方を示す一方、ロシアとの和平実現に向けたウクライナ側の姿勢や、何を譲歩する用意があるかを見極める必要があるとも指摘しました。

一方、ゼレンスキー氏も10日、サウジアラビアを訪れ、ムハンマド皇太子と会談しました。ゼレンスキー氏は高官協議に参加しない予定ですが、会談では戦闘終結と恒久的な平和を確保するための条件など、ウクライナの安全の保証のあり方について協議したということです。

こうした中、ブルームバーグ通信はアメリカのウィットコフ特使が今週中にモスクワを訪問し、プーチン大統領と会談する見通しだと報じました。

トランプ大統領は9日、今週中にウクライナだけでなくロシアとの間でも「大きな成果を期待する」と話していました。