10日の米株式市場でハイテク株は、2022年以来の大幅安となった。米経済がリセッション(景気後退)に向かっているとの懸念が強まり、長期にわたり市場をけん引してきた銘柄が売られた。

ナスダック100指数は3.8%下落し、時価総額1兆ドル(約147兆円)余りが消失した。一方、ハイテク大手7社「マグニフィセント・セブン」で構成するブルームバーグ・マグニフィセント・セブン指数は5.4%下げ、昨年12月の高値から下落率が20%を超えた。

テスラの株価は15%急落し、年初来の下落率は45%に拡大した。一方、エヌビディアは5.1%下げ、2カ月で1兆ドル余り時価総額が失われた。

 

今回のハイテク株急落は、トランプ政権高官やトランプ大統領自身が先週末、米景気が減速するとの見通しを示唆したことがきっかけだ。トランプ氏は昨年の選挙戦を通じて、就任初日の関税発動を約束し、成長を阻害することなく減税の財源になると主張していた。

フルトン・ブレークフィールド・ブロエンニマンのリサーチディレクター、マイケル・ベイリー氏は「勝ち組を売り、弱気シナリオを受け入れ、防御姿勢を取るべきだ」と勧めた。

メタ・プラットフォームズを除くマグニフィセント・セブン銘柄全てが年初来で値下がりしている。エヌビディアが2桁の下落率を記録する一方、テスラの時価総額は今年に入り6000億ドル近く減少した。

 

原題:Nasdaq 100 Sheds $1.1 Trillion in Value as Tech Meltdown Spreads(抜粋)

--取材協力:Carmen Reinicke、Alexandra Semenova、Ryan Vlastelica.

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