(ブルームバーグ):「億万長者の隠れ家」と呼ばれる南フロリダの人工島インディアン・クリーク・ビレッジで、ウオーターフロントの土地が5000万ドル(約74億3600万円)値下げされた。この区画は米アマゾン・ドット・コムの創業者、ジェフ・ベゾス氏の所有物件に隣接する。
不動産エージェントのイリヤ・レズニック氏によると、ベゾス氏の隣人は約3カ月前に2億ドルで売りに出した後、1億5000万ドルに値下げされた。
レズニック氏は売り手の名前は明らかにしていない。招待客のみが立ち入ることができる島内の一角で、こうした物件がいかに高額になり過ぎてしまったかを今回の値下げは物語る。 レズニック氏はベゾス氏が移り住んだことで、購入希望者が集まると期待していた。
ベゾス氏は2023年以降にインディアン・クリークで三つの物件を購入し、この島に移住した多くの億万長者に加わった。ベゾス氏以外にもトランプ米大統領の長女イバンカ・トランプ氏と夫のジャレッド・クシュナー氏が、同島のヤシの木が並ぶ通りに邸宅を構えている。
レズニック氏は「この土地にこれほどの金額を支払える人は多くはないが、興味を持っている大富豪は数多くいる。今後はもっと活発な動きが出てくるだろう」と述べた。

原題:Bezos Neighbor Slashes $50 Million Off South Florida Listing (1)(抜粋)
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