(ブルームバーグ):企業寄りの政策を実施したレーガン政権は投資家にとって「黄金時代」だったが、トランプ政権はさらに良い時代になるだろうと投資家キャシー・ウッド氏は予想している。
ニューヨークで開催されたイベント「ブルームバーグ・インベスト」でウッド氏は、減税や規制緩和のほか、イノベーションを奨励する取り組みが金融市場を活性化するとの見通しを示した。
「レーガン革命は私自身が経験し、とても楽しかった、アクティブな株式運用の全盛期であり、黄金時代だった」とした上で、「それが復活しつつあり、かなりカムバックすると思う。先の時代もかなり良かったが、今回はそれを上回ると思う」と語った。
ウッド氏によると、米経済は「3年間に及ぶリセッション(景気後退)」の終盤にあり、その時点で株式相場上昇に向かう。その鍵は上昇の広がりだという。近年はハイテク大手7社「マグニフィセント・セブン」が強気相場を主にけん引してきた。2024年は平均67%上昇し、その前年は107%上昇した。
同氏は「規制が脅威になっている」とし、トランプ氏のチーム「全員が、イノベーションでナンバーワンになることを望んでおり、全てのボトルネックを取り除きたい考えだ」との見方を示した。
原題:Cathie Wood Says Trump Era Is Set to Echo Reagan’s ‘Golden Age’(抜粋)
--取材協力:Joe Weisenthal、Tracy Alloway、Vildana Hajric.
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