米投資会社ブラックストーンのジョン・グレイ社長は、人工知能(AI)や日常生活を支えるデータセンターの役割について強気の見通しを堅持している。

ブルームバーグがニューヨークで4日に開催した投資会議に参加したグレイ氏は、AIに必要とされるコンピューティングパワーやインフラの在り方について、従来の考え方を覆している中国のスタートアップDeepSeek(ディープシーク)の効率的なAIモデルの影響を認めた。しかし、関連インフラへの前向きな見通しは変えていない。

グレイ氏(3月4日)

「われわれは、これらのボットを生活のさまざまな場面で活用していくことになるだろう。そして最終的には、これに対するインフラ投資は相当な額になるだろう」と同氏は予想。

「コンピューティングコスト」が低下し、AIの学習に必要なデータセンターの需要が減少したとしても、「われわれの生活はオンラインに移行している」と述べた。

ブラックストーンはデータセンターに巨額の投資を行っている。投資先には、データセンター所有会社のQTSやエアトランクなどがある。また、エヌビディアが出資するクラウドコンピューティングのスタートアップ、コアウィーブにも資金を投じている。

原題:Blackstone’s Gray Sounds Bullish Call on Data Center Spending(抜粋)

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