(ブルームバーグ):3日の債券相場は下落。新発30年債利回りは一時2.365%と、2008年以来の高水準を付けた。日本銀行の利上げ観測が根強い中、米長期金利が時間外取引で上昇しており売りが優勢だ。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鶴田啓介シニア債券ストラテジストは、前週末に株価が大きく下落しリスク回避で債券が買われた反動に加え、ドイツの債券先物が売られるなど、グローバルな長期金利上昇が嫌気されていると指摘する。
日銀の利上げ観測がくすぶる中、4日に10年債入札、5日に内田真一日銀副総裁の講演、6日に春闘の要求集計結果と「警戒すべきイベントが続くため、週初は投資家の様子見姿勢が強まりやすい」とも鶴田氏は述べた。

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2025 Bloomberg L.P.