パレスチナ自治区ガザでの停戦合意に基づき、イスラム組織ハマスは人質4人の遺体をイスラエルに引き渡しました。ハマスは、停戦の第1段階で予定されていた人質全員の解放を完了させたことになります。
イスラエルの首相府は27日、ハマスがおととし10月に連れ去ったイスラエル人の人質4人の遺体を受け取ったと発表しました。
3段階からなる停戦合意の第1段階では、ハマスが8人の遺体を含む33人の人質を解放することになっていましたが、きょうの遺体の返還をもって完了したことになります。
一方、中東メディアは、イスラエル側も収容していたパレスチナ人の釈放を始めたと報じました。
イスラエルは、ハマスが22日に人質を解放する際に開いた式典のやり方などを理由にパレスチナ人の釈放を延期し、これに対してハマス側が強く反発するなど停戦の維持が懸念される事態になっていました。
今回の人質返還で、ハマスは式典を開かず、双方が合意通りの解放に踏み切ったことで、当面は停戦が維持される見通しです。
停戦合意をめぐっては今後、ハマスが拘束する残る人質の解放や、恒久的な停戦などを含む第2段階に向けた交渉が行われますが、双方の主張には大きな溝があり難航が予想されています。
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