ロシアによるウクライナ侵攻はきょうで3年を迎えます。アメリカのトランプ政権が進める停戦協議の先行きが見通せない中、ウクライナのゼレンスキー大統領は「平和になるなら大統領を辞任する用意がある」と述べました。

ウクライナでは全土でロシア軍がドローンやミサイル攻撃を行っているほか、東部や南部では地上戦が続いていて、ウクライナはいまだ国土のおよそ2割をロシアに支配されています。

侵攻開始以降、ウクライナ軍はおよそ4万6000人が死亡、ウクライナでの民間人の死者は1万2000人以上にのぼっています。

また、アメリカのトランプ政権は早期停戦を目指し、ロシアとの協議を進めていますが、先行きは見通せません。

そうした中、ウクライナのゼレンスキー大統領は23日、「ウクライナが平和になるなら大統領を辞任する用意がある。NATO=北大西洋条約機構への加盟と引き換えでもいい」と明言。

また、トランプ政権が求めているウクライナの鉱物資源の権益をめぐる協定について、「交渉は前進している」ことを明らかにしました。