自民党はきょう、2025年の党の運動方針案を明らかにしました。派閥の裏金事件を受けて、国民目線を意識した「令和版政治改革大綱」を策定することなどが盛り込まれています。

運動方針案には、ことしが参院選と東京都議選が重なる「政治決戦」の年と明記。

先の総選挙での敗北で、衆議院では少数与党になったことを踏まえ、「夏の参院選の勝利が最重要課題」と掲げ、「党の勢力を結集して臨む」との決意が述べられています。

自民党 小渕組織運動本部長
「やはり我々が一番目指すべきところは参議院選挙であります。参議院選挙の場合はやはりあの選挙区が広いということもありますので、組織運動本部全体で力を合わせていかなければならないと思っています」

政治改革をめぐっては、派閥の裏金事件への反省から「令和版政治改革大綱」の策定を盛り込んだほか、「政治資金の透明化を推進し、国民の政治に対する信頼回復を果たしていく」と強調しました。

運動方針案はきょうの総務会で了承され、3月9日の党大会で採択される予定です。