(ブルームバーグ):米海洋大気局(NOAA)と傘下の国立ハリケーンセンター(NHC)や国立気象局(NWS)などは地図や気象情報などでのメキシコ湾を「アメリカ湾」に名称変更する方針だ。
トランプ米大統領は先月、「米国の偉大さをたたえる名称の回復」と題された大統領令に署名。全ての地図と海図、ウェブサイト、気象情報に改称を反映させるよう命じた。
国立気象局のブキャナン報道官は電子メールで、「命名規則をできるだけ迅速に更新する作業を進めている」と述べた。
ここ数日は改称の発表が相次いでいる。バーガム内務長官は9日、内務省が地図に改称を反映させたと発表。アルファベット傘下のグーグルは10日、「Google Maps」アプリで米国のユーザー向けに名称を変更すると明らかにした。アップルも11日、同社の地図アプリで米国ユーザーを対象に改称を行うと発表。世界の全ユーザー向けにも近く変更を適用するとした。マイクロソフトの「Bing Maps」も追随した。
ただ、名称変更の大統領令とそれに従ったテクノロジー大手に対して、メキシコのシェインバウム大統領らから反発の声が上がっている。
原題:US National Weather Service to ‘Quickly’ Rename Gulf of Mexico(抜粋)
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