(ブルームバーグ):トランプ米大統領は29日、キューバ・グアンタナモ米軍基地に最大3万人の不法移民を収容できる施設を設置する方針を表明した。国防総省と国土安全保障省に対し、この施設の設置を検討するよう指示する大統領令に署名すると述べた。
トランプ氏は「中には極めて悪質な者もいて、出身国に収容を任せることもできない。彼らに戻ってほしくないため、グアンタナモに送るつもりだ」と述べた。同氏はこの日、犯罪歴のある不法移民の拘束を義務づける「レイケン・ライリー法」にも署名した。
トランプ氏は、今回のグアンタナモの取り組みによって米国の移民拘束能力が倍増する可能性があると指摘した。
グアンタナモは長年にわたり、海上で拘束された少数の移民の一時収容施設として使用されてきた。2001年9月11日の同時多発テロ直後からは、テロ容疑者の収容にも使用されていたが、移民権利保護団体は以前から、移民が収容された場合、多くの移民がしかるべき法的保護を受けられなくなると批判していた。
今回の大統領令は、大規模な移民政策転換の一環。トランプ政権はニューヨーク、シカゴ、デンバーなどで、重大な犯罪歴のある不法移民の拘束を実施している。トランプ氏はまた、米史上最大規模となる不法移民の強制送還を実行すると約束。南部国境での国家非常事態を宣言し、軍の追加派遣を指示した。
原題:Trump Plans to Use Guantanamo Military Prison for Migrants (2)(抜粋)
--取材協力:Felipe Marques、Fabiola Zerpa.
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