中国外務省は、2020年から運航が停止されている中国とインドの間の直行便を再開することで合意したと発表しました。

中国外務省によりますと、中国の孫衛東外務次官とインドのミスリ外務次官が27日、中国・北京で会談を行いました。

会談で両国は、中国とインドの間の直行便を再開することで合意したということです。

インドメディアによりますと、直行便は2020年から運航が停止されています。

また、ジャーナリストの交流を進めることでも合意しました。

このほか、国境を越えた河川に関する協力を継続し、専門家レベルの新たな会合を早期に開くことや、インド人によるチベットの聖なる山や湖への巡礼再開を後押しすることについても合意したということです。

中国とインドは国境の係争地で軍事衝突を繰り返してきましたが、5年ぶりとなる公式な首脳会談が去年10月に行われて以降、緊張の緩和と関係の修復に向けた交渉を加速させています。