中国系動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」が米国のTikTok禁止法を受けて一時利用できなくなった日と同じ日に、写真・動画共有アプリ「インスタグラム」は新しい動画編集アプリ「Edits」を発表した。一方、X(旧ツイッター)もモバイルアプリに動画専用のタブを追加したことをアピールした。

インスタグラム責任者アダム・モッセーリ氏の19日の投稿によると、新アプリは「クリエーティブツールのフルセット」を提供するもので、2月以降に利用可能になる。ユーザーは未完成動画の保存やクリップ編集などができると、インスタグラムを傘下に置くメタ・プラットフォームズの広報担当者が明らかにした。

インスタグラムがこの新アプリを発表したのは、国家安全保障に関連する新法施行でTikTokが米国でのサービスを停止した数時間後だった。

その後、トランプ次期米大統領が禁止法施行を延期する意向を表明したため、TikTokはサービスを再開した。ただ同法では親会社の字節跳動(バイトダンス)によるTikTokの米事業売却が義務付けられており、長期的には先行きが見通せない。トランプ氏は米国に拠点を置く新たなオーナーが50%を所有する形での合弁事業を模索する考えを示した。

ライブストリーミングや動画ポッドキャスト、長編インタビューなどオンラインコンテンツのさまざまな分野に足がかりを得ようとしているXは、米ユーザーに「動画向けの没入型新ホーム」を展開すると発表した。

インスタグラムはTikTok禁止で大きな恩恵がある企業の一つとされる。米国で普及する短編動画サービス「Reels」を既に展開している。TikTokの先行きが不透明な中で投入される新たな動画編集アプリは、コンテンツ編集・投稿に新たな場を求めている動画クリエーターを取り込む可能性がある。

原題:Instagram and Musk’s X Tout New Video Tools on TikTok Ban Day(抜粋)

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