米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊で発生してから約1週間経過してもなお広範囲で延焼が続く山火事のコストは増え続けている。新たな試算では、保険業界の総損失は最大400億ドル(約6兆3200億円)になると見込まれている。

キーフ・ブルイエット・アンド・ウッズのアナリストが14日に示した新たな数字は、前日に発表した当初推計の2倍に上る。同社は顧客向けリポートで、火災が依然としてほとんど制御されていないことから、「保険損失が引き続き増加する可能性」を指摘。 同社の最も楽観的なシナリオでも、保険損失は250億ドルと示唆されている。

ロサンゼルスのアルタデナ地区で発生した火災後、周辺にがれきが散乱したプール(1月13日)

ロサンゼルスでは、高温で乾燥した風によって少なくとも15日まで火災のリスクが高まる見通しだ。死者は少なくとも24人に上る。

カリフォルニア州森林保護防火局(通称Cal Fire)によると、被害が特に大きかったロサンゼルス郡パシフィック・パリセーズ地区の「パリセーズ火災」とアルタデナ地区の「イートン火災」の鎮火率は14日時点でそれぞれ17%、35%にとどまっている。

KBWのアナリストによれば、火災による最大の一次損失に直面する可能性がある保険会社は、オールステート、トラベラーズ、チャブだ。

しかし、チャブやアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)、シンシナティ・ファイナンシャルなど富裕層の住宅所有者向けの保険会社は、州全体の市場シェアが示唆するよりも高いエクスポージャーを抱えている可能性があるという。

原題:LA Wildfire Insurance-Loss Estimates Approach $40 Billion(抜粋)

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