(ブルームバーグ):スイス政府は公共の場でのナチス・ドイツの象徴「かぎ十字」の掲示やナチス式敬礼を禁止する計画だ。
イスラエルとイスラム組織ハマスが戦闘を昨年開始して以来、反ユダヤ主義が高まっている。13日発表されたスイス政府のリポートによると、同国内の一部地域では「深刻」と分類される事件が68%増加した。
同リポートで「こうした事件の一つ一つが、特にスイス国内に住むユダヤ人の間で安心感を揺るがす要因になっている」と指摘。政府は対策として、公の場でナチスのシンボルを掲げた者に対し、200スイス・フラン(約3万4500円)の罰金を科す方針を示した。
また第2段階として、この禁止措置を他の過激派や人種差別主義者のエンブレムにも拡大する計画という。
スイスではこれまでのところ、ナチスの象徴を使用したとしても処罰を受けるのは関連するイデオロギーを積極的に推進した場合のみで、シンボルを掲げただけでは処罰の対象とはならない。スイス政府はこの抜け穴を狙うことにより、数十年間にわたってより厳格な法律を維持してきた多くの欧州諸国と肩を並べようとしている。
今回の案は現在、3カ月間の意見公募期間に入っている。その後、議会での審議を経て採決される。
原題:Switzerland Plans Ban on Nazi Symbols Amid Rising Antisemitism(抜粋)
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