オーストラリアのチャーマーズ財務相は、中国の景気減速や豪州国内経済の低成長、追加支出の必要性が同国経済への逆風となっているとの認識を示した。

同財務相は18日、年央の経済・財政見通しを公表する予定。来年5月17日までに実施される総選挙を控え、中道左派の労働党政権が成長を促進できると有権者に訴える構えだ。

同財務相は「中国経済の課題は、豪州の予算にも波及する方向で、財務省の予測に明白に表れる」と15日の声明で言及。「世界経済は不透明で世界の見通しは不安定であり、それがわが国経済の大きな重しとなっている」と指摘した。

中国人民銀行(中央銀行)は9月、2024年の5%前後の経済成長目標の達成に向け景気刺激策を打ち出した。

ただ豪財務省の報道官によると、鉄鉱石などコモディティーに対する中国の需要減退を受け、年央見通しで27-28年までの4年間の輸出について1000億豪ドル(約9兆8100億円)下方修正する必要がある。法人税収入も、同期間に85億豪ドル減額修正となる予定だ。

今月初めに発表された7-9月の豪国内総生産(GDP)は、前年同期比0.8%増。新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)期を除くと、同国の経済が不況に陥った1991年12月以来の低い伸びだった。

原題:China Slowdown Has Australia Under Pressure, Chalmers Says (1)(抜粋)

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