アメリカのトランプ前大統領はフロリダ州の自らの邸宅で、イスラエルのネタニヤフ首相と会談しました。
トランプ前大統領は26日、フロリダ州の自らの邸宅「マール・ア・ラーゴ」でイスラエルのネタニヤフ首相と会談しました。アメリカメディアによりますと、両者が会談するのは2020年の9月以来です。
トランプ氏側の発表によりますと、会談の中でネタニヤフ氏はトランプ氏が大統領在任時にエルサレムをイスラエルの首都として承認したことなどを挙げ、トランプ氏に感謝を表明しました。
一方、トランプ氏はイスラエルとの連帯を表明し、政権に復帰すれば「中東に平和をもたらす」と述べたほか、アメリカの大学に広がる“反イスラエル”デモについて「反ユダヤ主義と戦うために全力を尽くす」と表明したということです。
ネタニヤフ首相は25日にはバイデン大統領、ハリス副大統領とも会談していて、11月の大統領選挙の結果にかかわらず、アメリカとの同盟関係を強固に保ちたい考えがあるものとみられます。
トランプ氏は去年10月にイスラエルがイスラム組織ハマスによる攻撃を受けた直後には攻撃を許したネタニヤフ氏を批判するなど、両者の間には距離がみられていましたが、会談の終わりに揃って報道陣の取材に応じ、トランプ氏はネタニヤフ氏とは「常に良い関係を保ってきた」と述べました。
アメリカ トランプ前大統領
「我々は常に良い関係を保ってきました」
また、ネタニヤフ首相は、今週末にイタリアのローマで行われると伝えられたガザでの停戦と人質解放をめぐる関係国の協議について、イスラエルからも代表団を派遣すると明らかにしました。

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