パレスチナ自治区ガザでは、イスラエル軍が地区最大規模の病院に再び攻撃を続けていて、現地の保健当局は病院にいたけが人5人が死亡した、と非難しました。ガザでこれまでに亡くなった人の数は3万2000人を超えた、ということです。
イスラエル軍は、イスラム組織「ハマス」の戦闘員がガザ地区北部ガザ市にある地区最大規模の病院、シファ病院に「再集結」しているとして再び攻撃を続けています。
イスラエル軍は23日、“これまでにシファ病院やその周辺でハマスの戦闘員170人以上を殺害し、およそ800人を尋問した”、と発表しました。部隊の司令官は「最後のテロリストが我々の手に渡って初めてこの作戦を終了するだろう」と述べ、攻撃を続ける構えを示しています。
一方、ガザの保健当局は、“6日間、水や食料が手に入らず、十分な治療ができなかったことで、病院にいたパレスチナ人のけが人5人が死亡した”と、非難しました。
保健当局によりますと、去年10月に一連の戦闘が始まって以降、ガザで亡くなった人は3万2142人にのぼり、けが人は7万4000人を超えています。

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