スイスの中央銀行であるスイス国立銀行は21日、ほかの主要中央銀行に先駆けて政策金利を0.25%引き下げ、1.50%にすると発表しました。

スイス国立銀行は21日、政策金利を0.25%引き下げ、1.50%にすると発表しました。利下げは2015年以来9年ぶりです。

ほかの主要中央銀行が政策金利を据え置く中、いち早く利下げに踏み切りました。

スイスの2月の消費者物価指数の上昇率は前の年の同じ月と比べて1.2%となり、9か月連続で2%を下回っています。

スイス国立銀行は声明で、利下げの理由について、「過去2年半にわたるインフレ対策が効果を発揮し、これから数年の間、インフレ率は現状の範囲にとどまると予測されている」と説明しています。