当時被災地で諏訪さんの靴下を配った支援団体の代表は、靴下の温かさに大勢の人が救われたと振り返ります。

支援団体 一般社団法人GEN・J 田端八重子 代表理事:
「(靴下を)見てうれしいと皆さんがおっしゃる。冬は寒いから岩手の方も靴下を履いてコタツに入っている。すごく温かそうできちんと出来上がっているんですよ」

諏訪さん:
「喜んでもらえてうれしいと思う。一生懸命編んで送ってあげたいと思う」

実は、諏訪さんの手編みの靴下は温かい履き心地になるように様々な工夫がされています。

Q: 毛糸の糸を2本重ねて編んでいるのですか?
諏訪さん:
「1本だと細いからモヘアを混ぜている。温かそうにフワフワと」

履いてみるとフワフワしています。温かさが足だけでなくて体全体に伝わってくるような感じです。

さらに、足首の部分は編み方を変えて温かさが逃げないように作られています。

現在100歳の諏訪さんは旧市川大門町で生まれ。地元で結婚し、町内のニット製造所で定年まで15年ほど勤務しました。