米津龍一気象予報士:
台風13号の動きも気になるところですが、あす7日は広い範囲で「天気回復し、厳しい残暑」となる見込みです。
これが7日にかけて次第に南下していく予想となっています。ですから、上空の高いところに雲が広がりやすくなるのですが、基本的には晴れの天気で、日中は厳しい残暑、夜になるとちょっと雨が降り出すところが出てきます。

ポイントとなるのが、台風13号です。台風の動きがどうなりそうかを見ていきましょう。
台風13号の進路予想図です。

5日夜に、台風13号へと変わりました。沖縄の東に現在、位置している形となっています。
この動きがどうなるかというと、次第に北上していき、この黒い丸=予報円の範囲に関東や山梨県も入っています。
入る確率というのが70%と言われていまして、おそらく8日ごろ関東甲信に最接近すると予想しています。
この台風の進路の予報円の東側を通れば、あまり影響はないのですが、西側を通るとやはり影響が出てくる可能性が大きくなります。

その鍵を握るのが上空の太平洋高気圧なんです。台風というのは、自力では動けませんので、上空の風に流されて進む形となります。ですから、太平洋高気圧のちょうど縁を回るように動くことになりそうです。
もう一つ、鍵を握るのが、上空の寒冷渦=寒気を伴った低気圧です。
これに挟まれる形の進路をとるのではないかと今のところ予想しています。
これが8日夜になっても、太平洋高気圧の張り出しが強いので、山梨の西を通るとなると雨の量が多くなる可能性があります。
あすの予報が変わる可能性ありますので、最新の進路くれぐれもご確認お願いします。