終戦後、現地でソ連軍に連行され、過酷な抑留生活が始まります。日本兵や一部の民間人が捕虜となり、極寒の地で強制労働を強いられた“シベリア抑留”です。

河西源徳さん(2020年取材):
「毎日伐採をしたり、道を作ったり。道を作るのは大変なことですよ」


鉄道建設のための重労働、食料不足からくる極度の飢え…、冬には氷点下40度の寒さ…。
想像を絶する過酷な環境は多くの命を奪っていきました。

河西さんの手記
『過激な労働に耐えられず多くの死亡者があり 裸にして小屋の中に積み重ね、そりで運搬。深く掘り埋葬した』

河西源徳さん(2020年取材):
「毎日死んでいく。
大変な人間(の数)だった」