南アルプス市に住む堀内美紀子さん73歳。

手紙は早川町から出征し、シベリアから引き揚げてくる父 河西源徳さんへ、地元の旧硯島中学校の生徒が書いたものでした。

~生徒からの手紙~
『帰ってきたらシベリアにいたころのお話を私たちにも話してください』

河西源徳さん(2020年取材)

河西源徳さん(2020年取材):
「日本帝国陸海軍、軍人は絶対に日本が勝つと思えと」


河西さんは22歳で招集され、旧満州で衛生兵として けが人の看護や輸送などに携わりました。

河西源徳さん(2020年取材):
「ソ連が(爆弾を)始まりと同時に落としてきた。攻撃もしたがこっちの方が弱い。何ももっていないのだから」
「そこで日本はダメだなと思った」