通常はコンクリートを打ちこんで作る基礎は、重さ2.3トンのコンクリートブロックを243個並べて、その上に建物を建てる構造で、閉幕後にはブロックを取り出して護岸工事などに使うというのです。

現場監督 田中さん:
「ブロックを置く精度をしっかりしないと、柱が真っ直ぐ立たないこともある。精度管理も非常に苦労した点」

さらに外壁は型枠に使うベニヤ板を使用し、建物の上に張る膜屋根は閉幕後、バッグや財布などに生まれ変わります。
そして着工から1年2か月が経った先月、パビリオンは完成しました。
各国が独自に建設するパビリオンの中で最も早い完成でした。