地域住民:
いつもエサをあげているのはここでしょ、ここ。

貢川団地に用意された捕獲機は17機、中にエサを入れ仕掛けます。

野良ネコは警戒心が強く捕まえ難いこともあるそうですが…

ネコ捕獲の音:
ガシャン、ガシャン
次々とネコの捕獲に成功します。
ボランティアの女性:
お腹が空いているから、今ご飯の時間だから集まって入ってくれている。

その一方…

ボランティアの女性:
食い逃げ、食い逃げされちゃった。

それでも2日間で17匹を捕獲しました。

貢川団地は年内にあと2回、捕獲作戦を実施する予定です。

高岸自治会長:
今年中に何とかみんな捕まえて団地の中で住民とネコが共存できるかたちになっていくと思う。

捕獲したネコは10月20日、手術を終えて団地に戻ってきました。手術の費用は自治体の助成金でほぼ全て賄えるということです。

帰ってきたネコは今後、地域ネコとして住民が見守ります。

団地の住民:
去勢される方も可哀そうで人間の勝手ですけど、共存するためにはそうするしかない。

こうしたネコの問題に悩まされているのは貢川団地だけではありません。
高岸自治会長:
ここを第一歩と考えている、貢川団地だけではなくて、県営団地も市営団地も皆さん抱えている問題はネコ、動物の問題が多いと思うので貢川団地がモデル地区になればいい。


命を重んじる「地域ネコ」の活動。数年かけて飼い主がいない不幸なネコがいなくなることを目指します。