山梨県の北杜市は公用車で移動中に同僚の女性職員の手を握り、太ももにさわるセクハラ行為を繰り返したとして、40代の男性職員を停職3か月の懲戒処分としました。

北杜市の会見:
「申し訳ございませんでした」
懲戒処分となったのは北杜市建設部の副主査だった40代の男性職員です。

北杜市によりますと職員は2020年9月、道路点検の現場に向かう公用車の中で同僚の女性職員の手を握り、太ももにさわるセクハラ行為をあわせて3日行ったということです。
このほか2016年には同じ部署にいたこの女性に対し、業務中に手を握りSNSのラインで「好き」などのメッセージを送っていました。

女性はうつ病などを理由におよそ2年間の長期休暇に入り、女性からの相談などを受けて市は分限懲戒諮問委員会を開き、職員を停職3か月の懲戒処分とし、管理監督責任者を口頭注意としました。
市の聞き取りに対し職員は「相手に好意を抱き、良いことと悪いことが判断できず自分の気持ちのまま行動してしまった」と説明し、3月31日付けで退職する意思を示しているということです。