山梨県甲斐市の中学校教諭が、元教え子の高校生にSNSで性的なメッセージを送り停職処分となった問題で、教諭は学校が問題を把握した後も勤務を続けていたことがわかりました。
甲斐市の公立中学校に勤務する30代の男性教諭は去年11月、教え子だった女子高校生に性的なメッセージを送ったとして、6日付で停職6か月の処分を受けました。
市の教育委員会が6日夜会見し、市の聞き取りに対し男性教諭が「LINEに知らない連絡先があり、メッセージを送った後で元教え子だとわかった」、「興味本位だった」などと説明したことを明らかにしました。
また被害者側から相談を受けた警察が学校に連絡し、学校は去年11月下旬に事態を把握しましたが、教諭は先月20日に療養するまで勤務を続けていました。
授業を代わる人材がすぐに見つからなかったことなどが理由ということです。
甲斐市 内藤和彦教育長：
「私どもも相談を受けていますが、やむを得ない判断だったと思います」
市の教育委員会は7日、臨時の校長会を開き服務規律の徹底を指示することにしています。
