リニア中央新幹線の山梨県駅前やその周辺のまちづくりを検討する甲府市の委員会が開かれ、交通施設の配置などについて意見を交わしました。

甲府市の委員会は大津町に建設されるリニア駅南側の約11.5haを主な対象に交通や観光団体の代表、有識者などがまちづくりの方針を検討します。
4日は県が北側、市が南側を担当する交通施設の配置について市の担当者がタクシー乗り場を北側に集約する方針を県と確認したと発表しました。
このため市は北側はタクシーや高速バスなどの公共交通の拠点とし南側は観光バスやレンタカーといった観光系交通の拠点とするなどの案を示しました。
また今後、南北のいずれかに県が社会実装を目指す「空飛ぶクルマ」の発着場の設置を検討することにしています。
委員からは「駅が開業を予定する10年後以降を見据え段階的に計画することが望ましい」「水害などの被災から速やかに復旧できる設計としてほしい」などの意見が出されました。
市は、これらの意見をふまえて計画の検討を進めたいとしています。