
このうち1頭に襲われ、額や腰をひっかかれて全治1週間のけがをしました。
1頭は体長1メートル以上で、もう1頭は1メートル以下だったということです。
本栖湖畔の民宿経営者:
「(民宿の利用客が)登山開始10分ぐらいのところに、脇腹と顔から血を流してクマに襲われたと言っている方がいて『大丈夫ですか?』と尋ねたら大丈夫ですと言って下山した(と聞いた)」
男性は1人で登山していてクマに襲われた後、自力で下山し消防に通報、中央市の病院に運ばれました。
本栖湖畔の民宿経営者:
「40年ぐらいここに住んでいるが(クマが)人に接触して事故が起きるということは今回が初めて」

現場は本栖湖の北西にある中ノ倉峠の登山道で旧千円札の図柄に採用された富士山と湖の風景が見られる展望台や近くにキャンプ場があるエリアです。

警察はキャンプ場の利用者に注意を呼びかけたほか身延町は、中ノ倉峠にクマの出没を知らせる看板を設置しました。
警察はクマを見かけた時には大声を出したり、走って逃げたりせず、クマに背を向けないように静かに距離をとるよう呼びかけています。
今年4月から7月18日までに県に寄せられたクマの目撃情報は145件に上り、1年間で最も多い210件だった2019年度を上回るペースです。
なお人がクマに襲われる被害は今年県内で初めてです。







