小林さんは2人の娘を育てる母親でもあります。育児との両立のため時短勤務をしていて、退社後は慌ただしく小学校と保育園に子どもたちを迎えに行きます。

一ノ瀬瓦工業 小林希未さん:
「子どもたちが一番大事だけど、職人として一人前になって未来に残るものをつくっていこうというのがあって、どっちかだけだと今の自分とは違う」

会社側は瓦葺きの現場で女性が活躍することへのある期待がありました。

一ノ瀬瓦工業 一ノ瀬康博社長:
「女性の力も借りながら、新しい価値観で業界を作っていく必要があると切に感じている。女性のチームを作るというのも一つの可能性になる」

小林さんも思いは同じです。
新米女性職人の夢は空高く広がります。

一ノ瀬瓦工業 小林希未さん:
「私のような者にもできるので、女性にも挑戦してほしい気持ちはあるし、建設業界が働きやすさを変えていっていると思うので若い人たちにも挑戦してほしい」