16日、山口県萩市の児童が、車いす陸上を体験しました。

萩市の川上小学校を訪れたのは、夏季パラリンピックに7大会出場しアテネ大会で銅メダルを獲得した永尾嘉章さん。
15人の児童に、諦めない気持ちを持つことの大切さを伝えました。

この「あすチャレ!スクール」は、パラアスリートとふれあい学んでもらおうと「日本財団パラスポーツサポートセンター」が開きました。

子どもたちは、車いすを持ち上げると・・・

児童
「せーの、軽、軽、軽いです」

軽さに驚いた様子です。
室内練習用のローラーの上でスピードも測りました。
後輪外側のリング「ハンドリム」をたたきつけるように回して力いっぱいこいでいきます。

児童たちは操作方法を教わると、バスケットボール用の車いすに乗り込み、レースに挑戦です。
なかなかうまくいきませんが苦労しながらもゴールに向かっていました。
車いすを走らせながら難しさや楽しさを体験していました。

児童
「自分は、周りの人に支えてもらってあきらめないというところが、印象に残ってます」

児童
「私は習い事をすぐあきらめてしまうところがあるので、あきらめないことをしっかりしたいです」

アテネパラリンピックメダリスト 永尾嘉章さん
「あきめない気持ちを持って毎日を生活してもらうことと、障害がある人を見かけたときも助けてあげようかなという優しい気持ちを持っていただく、この2つを子どもたちには心がけてほしいですね」



17日には下関市の小学校で、体験教室が行われる予定です。