歌手の八代亜紀さんが12月30日に亡くなっていたことが発表されました。山口県防府市のゆかりの地では八代さんの追悼に訪れる人が見られました。
八代さんの出世作「なみだ恋」の歌碑がある防府天満宮には突然の訃報を聞いたファンらが訪れていました。
訪れた人
「やっぱり同世代でしたから生きていく中でこの人の歌を聴くたびにいろいろな人生でもヒントがあった気がしますね。さみしくなります」
この歌碑は2020年に八代さんの歌手生活50年を祝って建てられました。作曲した鈴木淳さんは宮司の叔父にあたります。除幕式には八代さん本人も天満宮を訪れ歌を披露しました。
防府天満宮 鈴木宏明・宮司
「歌碑のオープニングに自分が立ち会うのは初めてなんですよと言うこともおっしゃってくださっておられました。そこで歌を歌ってなみだ恋をですね歌っていただいたことを多くの方々に聴いていただいたことをついこの間のように思いおこすわけであります」
序幕式で八代さんの歌を聴いたファンも歌碑を訪れていました。
訪れた人
「全然気取ったところもなくてみなさんに握手して回られました。なみだ恋も好きですし、舟歌も好きですし、好きな曲がいっぱいあってとても残念です」
訪れた人は口々に「また少し昭和が遠くなった」と八代さんの歌声が彩った時代を懐かしんでいました。