徳山動物園と言えばかつて頭を抱えるポーズで人気を博したオスのマレーグマ・ツヨシの印象があると思います。ツヨシに負けないくらい愛されるんでしょうか。北海道からやってきたオスのマレーグマ・ウメキチの一般公開が8日から始まりました。

黒くて立派な体と愛くるしい顔つき。
オスのマレーグマ・ウメキチです。

北海道札幌市の円山動物園から10月25日、周南市の徳山動物園にやってきてきょうお披露目となりました。

訪れた人
「かわいいですね。まだちょっと食べているところしか見られてないんですけど、遊ぶところが今から見てみたいです」

徳山動物園と言えば、かつてはオスのマレーグマ・ツヨシが頭を抱えるポーズで話題となりました。全国的な人気者でしたが、2020年に老衰のため死にました。国内で飼育されるマレーグマは20頭を下回っているとされ、個体数の増加や保護が急がれています。

そんな中、ウメキチは徳山動物園のメスのマーヤとの繁殖が来園の狙いです。2頭が顔を合わせるのはまだ先ということですが、仲良しカップルになることが期待されています。

訪れた人
「仲良くストレスなくウメキチくんも遠くから来てくれて、ちょっとまだ慣れるまでが大変だと思うんですけど、早く慣れてくれてマーヤちゃんと仲良くしてくれるといいなと思います」

徳山動物園マレーグマの飼育担当・平岡大宙さん
「(ウメキチとマーヤが)同じ展示場の中で飼えるようになることを目指して、やっていきたいなと思います。(ウメキチの見どころは)普通にしているんだと思うんですけどなんかおもしろく見える。ふだんの表情をぜひみなさんに見ていただきたいなと思います」

一般公開はきょうからですがしばらくの間体調などを考えた上で、マーヤと午前や午後に分けるなどして、交互での展示となります。ウメキチとマーヤはベストカップルになるのか。2ショットが待ち遠しいです。