9月始まったふぐの競り。まもなく旬の季節がやってきますが、それに先立ち、山口県でこの度『ふぐ』を絡めた、新たな観光プロモーションが始動したんです。

キャッチフレーズは『おいでませふくの国、山口』。山口県を幸福に満ちた“ふくの国”として、アピールしていくというものです。
実際、ふぐは山口県の県魚に指定されており、県内ではトラフグをはじめ、マフグ、シロサバフグなど様々な種類のふぐが食べられています。ところで、山口県と言えばふぐ・・・他県の人もそう思っているのでしょうか?

東京で街頭インタビュー・山口県と言えば、何でしょう?
「ふぐって山口でしたっけ?昔から歴史とか地理とかの授業で有名で。」
「ふぐ。旅番組とか見ると、たまに山口ってそういうの出てくるから」
「ふぐが教科書に出ていたなと」
確かに、自他ともに認める「ふくの国」とは言えそうです。では、なぜ、山口県と言えばふぐなのか・・・?皆さん、本当にご存知ですか?

県内街頭インタビュー
「なんでだろう?よくとれるから?」
「水揚げ量が日本で一番なのかなって勝手に思っていますけど」
この人たちも・・・
よしもと山口県すみます芸人 山口ふく太郎・ふく子さん
「あっ!私ね、釣り好きなんですよ。釣りよく行くんですよ。だいたいふぐ釣れます。(答え:ふく子がよくふぐを釣るから)」
調査の結果、およそ半数の人が知らないとのこと。う~ん、意外とご存知ない方、多いようですねぇ。。。
正解は・・・ふぐの取扱量

下関市にある南風泊市場は、国内唯一のふぐ専門市場。ここに日本各地で水揚げされたふぐが集まるんです。農林水産省によるとふぐの漁獲量日本一は北海道で、山口県は7位でした。これには、県民もちょっと驚き。ですがご安心を。
「ふくの国」たるゆえんは他にもあるんです。

向かったのは、下関市にある創業140年以上の老舗旅館・春帆楼(しゅんぱんろう)。
(Q.こちらが、山口県が「ふくの国」である由来の場所になっていると
聞いたのですが)

春帆楼 支配人 橋本恒さん
「こちらがですね、ふく料理の公許第一号店として、初めてふぐ料理を解禁した店であるということでございます」