航空機の事故に備えようと、救助の流れを確認する合同訓練が5日、山口宇部空港でありました。訓練は乗員乗客155人を乗せた飛行機が着陸に失敗し、火災が発生した想定です。空港の消防救難隊や医師会など45の機関から約100人が参加し、連携して消火や救助活動を行いました。

消防が、けがの状態を確認し、治療の優先順位を分類するトリアージを行います。重症度に合わせて救護テントに運ばれ、医師が治療や病院へ搬送するまでの一連の流れを確認しました。

山口宇部空港事務所 岡村敏雄所長
「こういった緊急事態には地域の皆さん一体になって消火活動、救難態勢をとって頂くことが重要。訓練を通じてそれが確認できたものと考えています」

山口宇部空港消防救難隊は「今後も訓練を行い安心安全な空港づくりに努めたい」としています。