心さんがゴルフに出会ったのは5歳のころ。

プロゴルファーはその頃からの目標でした。

「幼稚園の卒業アルバムとかにはプロゴルファーになりたいってことを書いてたので、(当時は)何も分かってないとは思うんですけど。プロの試合観戦行ったり、テレビで見てたりしてたので、憧れはあったのかなって思います」

この日は2次テストのコースを想定し、高低差のある10番ホールを選びました。
130ヤード、およそ120メートル離れたグリーンにショットを繰り返します。

ボールを拾うのは母の佳世さん。

父の英治さんがコーチです。

母・中村佳世さん
「(何年前ぐらいからやられてるんですか?)湯田カントリー倶楽部でお世話になりだしたのがもう3年4年ぐらいたつので、それぐらいから。(球拾いって目線からも成長を感じるんじゃ?)そうですね、だんだん球がまとまりだしてきたというか、落ちるところが。で、ママどの辺?って言って、今手前だよって言うとまたちょっと奥に落としてきたりとか自分でその辺の調節がすごい出来るようになってるなと思いますね」

この日は平日の月曜日。
学校はどうしているのでしょうか?

「学校は通信だから年に4回ぐらいしか行かないです」
滋賀県の通信制高校に通う心さん。オンラインで授業を受け、レポートを提出します。

2021年全米女子オープンで優勝した笹生優花選手や日本女子オープン3度の優勝を誇る畑岡奈紗選手など、プレーに集中するため、通信制を選択する選手は多いそうです。

「お父さんに(ゴルフを)ずっと習ってるから、ゴルフ部がある高校に入って新しいコーチに教わるよりはずっとお父さんに習ったほうがいいかなと思って」

勉強をおろそかにするわけではありません。

「英語がほかの高校より勉強する時間が多いっていうのもあってECCを選んだし、英語やっぱしゃべれると世界でやっぱ通用できるかなっていうので、勉強も頑張っときたいなっていうのはあります」