関門海峡をワイヤーロープと滑車を使って滑り降りる「関門海峡メガジップライン」の実現に向けて、行政がどう協力していくかを検討する会議が25日、山口県下関市で開かれました。

下関と北九州の両市長によるトップ会談で、観光分野で両市が連携して取り組むものの1つとして決まったものです。プロジェクトチームのトップを務める下関市の北島洋平副市長と北九州市の片山憲一副市長らが出席しました。

この構想は、下関市の火の山山頂から、対岸の北九州市門司区和布刈までの全長1740メートルを結ぶもので、下関市の「ケイエムアドベンチャー」が計画しています。外国人観光客らを対象に、1人2万8000円を検討しています。実現すれば国内最長で、関門エリアの新たな観光資源になると期待されています。きょうの会議では、事業者から取り組み状況や課題などの情報を共有したということです。

ケイエムアドベンチャー 大久保誠社長
「海峡を生身の体で渡るというジップライン。自信を持って皆さんにお届けできるとお伝えしました」
下関市観光政策課・津森広之課長
「新たなあの目玉となる観光コンテンツを北九州市とも協力し合って、このプロジェクトチームの中で最終的に決めていければいいなと思っています」

会議は今年度内にあと2回開かれる予定です。