6月がスタートしました。衣がえで、会社ではノーネクタイ、学校では半袖の制服の人も増えてくるかと思います。そんな中、山口県周防大島町の高校は、ひと味違うんです。
安達誠アナウンサー
「午前8時の周防大島高校です。登校している生徒を見てみますと、アロハシャツです、さすが瀬戸内のハワイ、見ているだけで涼しそうですね」

きょうから衣がえの、周防大島高校。周防大島町では毎年この時期からアロハシャツを島の正装とする「アロハビズ」を行っています。高校ではおととし、県立大学の協力で作られたアロハシャツを教員だけが着ていましたが、去年から生徒も着ることになりました。

特産のミカンの花と、周辺の海に生息するニホンアワサンゴがデザインされています。

周防大島高校 大田真一郎校長
「今から梅雨のじめじめした時期や、夏になると暑いですが、下から風が入ってきますので涼しいですし、肌触りもいい」
周防大島町は、明治時代に島の人たちがハワイに移住した歴史があり、カウアイ島と姉妹島縁組みを結んでいます。けさは少し肌寒かったですが、生徒たちはオリジナルのアロハシャツを着こなしていました。
生徒(1年)
「ちょっと寒いですけど、気分が高揚しているので大丈夫です。おもしろいなと、みんな同じの着てるから楽しいですよね、気分が」
別の生徒(1年)
「中学の頃にはなかった文化・伝統なので、新鮮だなと思います。アロハシャツを着て登校してたら、大島高校の子と地域から思われるので、うれしいです」
アロハビズは、8月末まで続くということです。