現役生活23年に幕です。現役引退を発表した卓球女子で山口市出身の石川佳純選手(30)が18日、東京で会見を行いました。
小田浩史アナウンサー
「東京丸の内の会見場に来ています。駆けつけた報道陣の数からも石川選手の功績の大きさをうかがい知ることが出来ます。23年の現役生活を終え、今、何が語られるのでしょうか」
拍手の中登壇した石川選手はおよそ200人の報道陣を前に引退を決意した理由を語りました。
石川佳純さん
「引退を決意した理由は、自分自身やり切ったと。思えたからです。今日はとても晴れやかな気持ちです」
ことばの通り終始、晴れやかな表情だった石川選手。うまくいくことばかりではなかったという現役生活でしたが、支えになったのはファンの存在でした。
石川さん
「うれしいときは一緒に喜んでてくださって、苦しいときはよりそってくれる。そんなすばらしいファンの方々に恵まれてやれたというのは、すごく幸せのことだと思います」
地元・山口については・・・
石川さん
「私にとって山口は家ですね。今回現役を引退してまた山口へ帰ることがあるので、たくさんの方にお礼を伝えたい、直接伝えたいなと思います」
小田アナ
「現役を引退してからはご自身の経験を、山口の子どもたちにどう還元していきたいですか?」
石川さん
「卓球の楽しさ、スポーツの楽しさを直接会って、一緒に卓球したり、スポーツをすることで魅力がすごく伝わるかなと思うので、これからも今まで以上にそういう活動はたくさんしていきたいなと思っています」
石川さん
「卓球に出会ったことで、本当に大きく成長させてもらったと思うし、卓球に育ててもらったなと思います。そして卓球に夢中になって、必死で夢中になった23年間だったかなと思います」
今後は全国を回り、子どもたちに卓球を普及しながら、自分を育ててくれた卓球に恩返しがしたいと話しました。