性的指向などの違いにとらわれない社会を目指そうと、山口市でLGBTQの当事者やその支援者らによるパレードがありました。この催しは性的マイノリティーへの理解を広げようと、山口県内で初めて行われました。県内外から参加した200人が、理解と平等を求めるプラカードなどを掲げながら、市中心部のおよそ2キロをパレードしました。
旗や小物に描かれた虹色は、性的指向の違いなどにとらわれない、すべての人が調和する社会への願いが込められています。
沿道の人:「ネガティブなイメージはなにもなく、逆にポジティブにいろんな人が声を上げられる環境ができているというのは、いいことだと思います」
性的マイノリティーへの理解を広げる、いわゆるLGBT理解増進法の制定について議論されるなか、主催者らはまず当事者の存在を知ってほしいとしています。
同性カップル:「誰にでも大事な人はいると思う。そばにいたい人とか大事な人とか、いろんな思いはあると思うけど、私たちはお互いを大事な人と思って一緒にいます」
田中愛生実行委員長:「山口で足りていないのは可視化とずっと考えていたので、まずはその存在を可視化させるというところで、今回は大きな意味があったかなと思います」
主催者は来年以降もこうしたイベントを続けていければとしています。