下関市の岸壁から海に落ちた男性を救助したとして、下関海上保安署から4人の会社員に30日、感謝状が贈られました。

感謝状を贈られたのは、下関海陸運送の中村淳一さん、平岡裕樹さん、古屋匡司さん、米川仁さんです。下関海上保安署の藤川署長から、それぞれ感謝状が手渡されました。

2月28日、下関市大和町の岸壁で散歩をしていた40代の男性が海に転落しました。目撃した釣り人が、近くにいた下関海陸運送の社員に助けを求め、駆けつけた4人で救助にあたりました。まだ海水は冷たく、救助が遅れると命に関わる恐れがありましたが、4人はとっさに約3メートルのはしごを海に伸ばし、約15分後に助け出したということです。4人の迅速な対応が人命救助につながりました。

下関海陸運送運輸部 中村淳一担当部長
「大変水温が冷たかったのでどっちかと言えば硬直されていたような状況で多少動けるようなかたちでしたので一生懸命話しかけながら救助したという状況です」

4人は、こうした事故があればまた連携をとりながら救助にあたりたいと話していました。