トップレベルの練習、そしてオリンピック連覇

大野選手は小学校入学前に山口市吉敷で柔道を始めました。小さいころは体が大きい相手に泣きながら必死に食らいついていたこともあったそうです。

スポーツ少年団で練習する大野選手(右)

中学から親元を離れて、東京と奈良でトップレベルの練習を積みました。国内外のさまざまな大会で優勝。日本のエースとして臨んだ初めてのオリンピックは24歳の時、リオの舞台でした。

一本の瞬間、山口市の応援会場は大歓声に包まれました。

大野選手を小学6年まで7年間指導した松美柔道スポーツ少年団・植木清治団長(当時)
「本当にうれしくて、柔道を教えてきてこんな幸せは本当にないと思います」

連覇に挑んだ東京。決勝は9分を超える壮絶な戦いとなり、日本柔道史上7人目のオリンピック連覇を果たしました。

柔道人生の「節目」と表現した大野選手。これまでを振りかえって・・

大野選手
「分かりやすく、怪物的な強さを求めてやってきたのでそういった柔道家、選手に近づいて。山口のいなかかから出てきた柔道少年がここまでなるとは誰も思っていなかったので合格点じゃないかなと」