山口県萩市で地域の中核病院を目指す萩市民病院と民間の病院の統合が困難になったことを受け、田中文夫市長は市民に申し訳なく思っていると市議会で謝罪しました。

田中文夫 萩市長
「中核病院形成が現時点で難しくなりました。このような状況となりましたことは萩市としても非常に残念であり期待されておられました市民の皆様、関係者の皆様に大変申し訳なく思っています」

萩市は地域の中核病院の整備に向け、市民病院と民間の都志見病院の統合を目指してきました。

しかし、都志見病院を運営する医療法人、医誠会は協議の継続が病院運営にさらなる支障を来すなどとして6月1日、現在の枠組みでは基本合意は困難と発表しました。

医誠会は前の市長のときに基本合意目前に至ったものの、田中市長の白紙撤回とも受け取られかねないゼロベースでの見直しを契機に、5年という長い時間が費やされ地域医療はいっそう、ひっ迫しているとしています。

田中市長は統合に多額の費用がかかることなどから、ゼロベースに戻したうえで中核病院が必要だと判断し協議を進めてきました。

田中文夫 萩市長
「私自身は納得をして前に進みたいということでゼロベースにしたわけで、ゼロベースが合意できなかったことには当たらないと思っています」

萩地域の医療圏には都志見病院との連携は不可欠として、今後も協議を続けていくとしています。