1月14日と15日、全国一斉に大学入学共通テストが行われます。山口大学では感染対策を徹底し、医師なども待機して実施される予定です。県内に10か所ある会場の1つ、山口大学吉田キャンパスでは職員およそ50人が会場の設営や机やいすの消毒などの準備を行いました。「大学入学共通テスト」に名前を変えての実施は今年で3回目で、全国で51万2581人、県内では4548人が試験に臨みます。新型コロナの感染者が急増していますが、マスクの着用、手指の消毒、1メートル以上間隔を空けての着席など、感染対策を徹底して実施する予定です。吉田キャンパスでは当日の体調悪化に備え、医師と保健師2人が待機するほか、別室を4部屋、準備しています。
濃厚接触者に認定された場合も、症状がないなどの条件を満たせば、別室での受験が可能です。
山口大学学生入試課・福田孝課長:「受験生に対してはですね、コロナという状況ではありますけど、安心して受験していただいて、存分に力を発揮して頂きたいと思います」
ただ、公正・公平な試験の実施に向けて懸念される点が。
山口大学入試課によりますと、試験場のひとつ岩国高校からきのう、プロペラ機の飛行音が聞こえるという報告があったということです。周防大島の海上で海上自衛隊の護衛艦「いなづま」が航行不能になっている事故が関係しているのではとみています。大学では毎年、県内すべての自衛隊に「試験日の飛行を遠慮して欲しい」と要請を出していて、状況を大学入試センターに伝えたということです。試験はあすとあさっての2日間です。