山口県周南市の女性(70代)のパソコンに、にせの警告画面が表示されて操作できなくなり、復旧費の名目で3万円をだまし取られる詐欺被害が27日発生しました。

周南署によりますと、女性が自宅のパソコンでインターネットを使っていたところ操作ができなくなり、画面に「パソコンがロックされています。解除するためには30分以内に連絡してください」と表示されました。女性が表示された連絡先に電話すると、片言の日本語で「もう無理です。パソコンを動かすには3万円分の電子マネーが必要」と言われました。女性は指示通り、コンビニで電子マネーカード3万円分を買って番号を伝え、だまし取られたということです。

警察では、画面がフリーズして動かなくなったり、警告音が鳴り続けたりして連絡先が表示された場合には詐欺を疑ってほしいとしています。警告画面が偽物の場合はブラウザーの「×」のアイコンが操作できなくても、「Alt」キーと「F4」キーを同時に押すと閉じることができるので落ちついて対応し、表示された番号には電話をしないよう呼びかけています。