基地のある岩国市でトラブルや犯罪を防ごうと、アメリカ軍岩国基地の司令官や地区の住民が市内をパトロールしました。

パトロールは週末の夜、基地近くの川下地区やJR岩国駅周辺の繁華街で行われました。

福田良彦市長やアメリカ軍岩国基地のリチャード・ラスノック司令官らが夜間営業している店に立ち寄り、日本語と英語で書かれた防犯を呼びかけるポケットティッシュを配りました。

市内では、今月3日アメリカ軍岩国基地所属の海兵隊員が自動車販売店に侵入して車を盗み、事故を起こして逃走する事件が起きています。

福田市長は、国と司令官に「被害者が望む速やかで誠意ある対応」を直接求めたと話しました。

福田良彦 岩国市長
「ラスノック司令官、また今給黎 中国四国防衛局局長にもそういったことでありますので市のほうに捜査権等ありませんが市としても被害者に寄り添った形で対応をお願いしたところであります」

ラスノック司令官は「事件の事実は認識していて、真剣に考えている」とし、捜査の結果、処罰が必要ならきちんと的確に行っていきたいと話しましたが、被害者に対する謝罪のことばはありませんでした。