南海トラフ巨大地震による死者数や建物の被害について26日、山口県内での新たな被害想定が公表されました。
新たな被害想定によると県内の死者数は502人で、2014年の想定に比べて2割、減少しました。
津波による死者が474人と最も多く、9割を占めています。
津波から避難するときの歩く速さなどをより詳細に分析した結果、前回の想定より少なくなったということです。
建物の被害は全壊が9536棟で1.6倍に増えています。
県地震津波防災対策検討委員会 三浦房紀会長
「被害が出るもとを消していく。それによって県内の人的被害をできればゼロにする。そういうことを今後取り組んでいくことが必要となってくるんじゃないかなと思います」
山口県は2026年3月に被害想定の最終報告書を公表する予定です。













