山口県光市で創業した菓子メーカーのカンロと光市がタッグを組みました。「カンロ飴」を使った新しい料理などを開発し、観光客の誘致につなげようとするプロジェクトがスタートしました。

7日に行われた初となる意見交換会には、カンロの村田哲也社長や光市の芳岡統市長のほかに市内の飲食店が参加しました。

プロジェクトの名前は「カンロ飴食堂のまち ひかり」。光市からカンロに呼びかけ、発売から70周年を迎える「カンロ飴」の記念事業として取り組むことになりました。「カンロ飴」を使った料理や飲み物などを新しく開発し、観光客の誘致につなげていくことを目指します。

光市 芳岡統 市長
「光市といえば伊藤博文、そして生誕の地であるところ。そしてカンロ飴のカンロがあると言われれば、どこの市長もあーっと言ってくれる。そういったところのメリットもしっかりと共に分かち合いたいと思いました」

カンロ 村田哲也 社長
「カンロ飴を使ったいろいろなメニューが食べられるというものですね。そういったことを発信することで、全国の皆さんが光市に興味を持ち、そこから光市に行ってみようと足を運んでもらえたら本当にうれしいことだと思っています」

カンロは光市で1912年に開業した「宮本製菓所」から社名変更したもので、「カンロ飴」は光工場で作られています。

市では、このプロジェクトに参加する市内の飲食店を来月26日まで募集し、来年3月には、各店舗で開発したメニューを提供したいとしています。

また意見交換会の前には、市内の76カ所の社会福祉施設にカンロの人気商品が贈られました。このプレゼントは毎年行われていて、今回で34回目になります。